舞臺は能登半島の中心に位置する石川県七尾市。不眠癥に悩む高校1年生の中見丸太(なかみがんた)は、學(xué)校の使われていない天文臺を見つける。しかし、そこには同じクラスの曲伊咲(まがりいさき)という先客がいた。丸太と同じ不眠癥で、こっそり晝寢するため物置となっている天文臺を使っていた伊咲。不眠癥という秘密でつながった2人は、休み時間や放課後になると一緒に天文臺で晝寢する同士に。やがて眠ることのできない退屈な夜に街を散歩して仲を深めていく。そんなあるとき、天文臺を勝手に使っていたことがばれてしまい、立ち入り禁止の危機(jī)に迫られる。